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うるさいほどの静けさ

B'zを中心に、音楽について書いていきます。更新不定期。

Sweet Lil' Devil

評価:★★★★☆→★★★★★(2017/1/22 変更)

一般受け完全無視のハードロック。

 一般受けからはかけ離れたような今アルバムの中でも特別な位置にある曲と捉えている。

年間87本のツアーを行うにあたってメンバーは長髪、バンドの音自体もハードロック寄りに変化した。

その勢いを形にしたかのような、ハードな、かつトリッキーな曲である。

 

この曲の構成を示してみる。

イントロ→Aメロ→サビ1→サビ2。

人によっては、イントロ→Aメロ→Bメロ→サビと考える人もいるようだ。というより調べた感じこっちの考え方の人の方が多そう。

しかしながら最後のサビが二段に渡ってキーが上がることや、ギターソロ後のブレイクにLed ZeppelinのHeart Breakerが演奏されていること。

youtu.be

さらには稲葉浩志には似合わない過激な歌詞。

私がこの曲をハード/トリッキーだと考える理由はそこにある。

この記事を纏めるのに時間がかかったのも、その特徴をいかに形容しようかと悩んだからである。

まぁある種洋楽にはありがちな音づくりなのかもしれない。

しかしながら当時の日本の音楽シーンで、このような音楽を作ったアーティストがどれだけいようか。

 

歌詞は深く考える必要はないと考える。

しつこい女を忌み嫌う日常を送るうちに、社会が信じられなくなる男の話、といったところだろうか。

題材自体はこのアルバムにあって何ら違和感はないだろうが、

『消えてよ 見えないとこまでとんでゆけよ』

『テレビでも見てろよ』

『マジかよ そりゃマズイよ誰か助けてよ』

等、それまでのB'zには見られない過激な言葉選びが行われている。

ロックという観点からは賞賛されるべきだろうが、私個人としてはこの言葉選びで、1994年の稲葉浩志らしい具体的なストーリーがあれば面白いな、と少し残念に思う所もあるが。

それでも全体としてみればB'z史上唯一無二のハードロックと言えるだろう。

限りなく★×5に近い★×4である。

とか思ってたけどやっぱり★×5にしました。

記事を書いていくにつれてこの曲がB'zの曲の中でいかに唯一無二であるかということを再認識させられたので。