うるさいほどの静けさ

B'zを中心に、音楽について書いていきます。更新不定期。

Exit To The Sun

【★★★☆☆】

1年間のソロ活動明け1発目に発表された曲だったと記憶している。

ソロ明け初の曲であること、XXVベスト収録の新曲4つの完成度が高かったこと、先行発表されたタイトルがかっこよかったこと(?)、といった複数の要因があってタイアップのドラマで初めて流れるのをかなり楽しみにしていた。

 

で、その初聴の感想としては「地味すぎる」というのが正直なところだった。

先述のベスト収録の新曲のような印象に残るメロディーではなく、何より『ソロ明け一発目』という期待との落差が大きかったのである。

 

ただやはりフルで聴くと印象は変わるもので、とりわけこの曲に関してはそれが大きかった。

それを可能にしたのは紛れもなくストリングスの存在である。

ドラマで流れた段階ではほぼアコギのみだった(と思う)ので地味なメロディーをカバーする要因が全くなかった。

そういう訳があって初めてCDで聴いた時には驚いた。 加えて2番からはピアノの存在感も増し、ストリングスもより強力になっていき、より美しさが増していく。

そしてラストサビからの「I will find a way」までの壮大な盛り上がりで一気にこの曲への見方が変わった。裏を返せばアレンジありきの曲ということだろうか。もうちょっとメロディー部分での盛り上がりが欲しかったかな、という感想である。

 

歌詞に関してはラストサビがすべてを語っているだろう。精根尽き果てた先にも新たな道はある、というテーマとしては単純なものだ。

 

後半にかけて盛り上がっていく流れは中々好きな曲。しかしやはり、曲自体についても歌詞についてももうひと押しあれば最高の出来になったんじゃないかな、と少し惜しく感じる曲でもある。