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うるさいほどの静けさ

B'zを中心に、音楽について書いていきます。更新不定期。

破れぬ夢をひきずって

【★★★★☆】

The 7th Bluesの18曲目。

 この曲を初めて聴いた時はこの美しいサウンドにひたすら心を奪われたものだ。

特筆すべきは3か所。

 

まずはイントロの完成度の高さ。基盤はVan Halenだろうが、原曲よりもさらに美しく、ドラマティックに進化している。

次にAメロバックのキーボード。この旋律は何度聴いても素晴らしい。どことなくダークなサウンドとうまく相まっている。

そしてギターソロを含めた間奏。壮大なサウンドの中でのこれでもかと言わんばかりのTAKの速弾き。そしてラストサビへの繋ぎ。

 

ただ惜しいと感じるところはサビが若干弱い、ということ。

全体としてはかなり壮大なサウンドであるだけに、迫力負けしているというのが印象だ。

とはいえそれを補いあまりある完成度である。聴いて損はまずない。

 

次に歌詞について。

遠くを見ている(=叶いそうもない)夢を追い続ける主人公が、彼女との関係か、夢かという葛藤の末に、夢を追い続けることになるという流れ。

 

この葛藤が主人公にとっていかに深刻なものだったのは、"奥歯ギシギシいわせて 君を抱いてるよ"という歌詞からも読み取れる。一夜を共にしている間も夢のことを考えているのだから。

彼女は彼女で、主人公との関係を変えたくないから主人公に夢を諦めてほしいという感強い思いがある。だが主人公はこれじゃ何も変わらない、と確信し夢を選ぶのだ。

 

ラストサビには人は自分の信じる生き方を選ぶべきだ、というメッセージが含まれている。

どう自分が生きていくか。それを考えさせられる曲だ。