うるさいほどの静けさ

主に聴いた曲について書いていきます。B'zのレビューは休止。更新超不定期です。

SLAVE TO THE NIGHT

【★★★★★】

歌詞の全訳は別サイトをご覧いただくとして。

 1stアルバム『B'z』収録の『ハートも濡れるナンバー ~Stay Tonight~』のリメイク版である。

 

今アルバム『The 7th Blues』のDisc2にはこの曲を含め全英歌詞の楽曲が2つあり、

さらにDisc1より洋楽的影響が垣間見られる曲が多いことからも、

Disc1よりもDisc2の方に"洋楽らしさ"を想起された方も多いのではないだろうか。

 

冒頭はジミヘンの『Little Wing』から始まる。

因みにTAKは2002年にソロアルバム『華』でこの曲を正式にカバー。

 

TAKソロ終了後にはワウを多用したギター、ブラス隊やその他の生楽器を使用することにより、1stアルバムの問題点であったサウンドの薄さを解消し、原曲との差別化を図っている。

 

加えて原曲の魅力であった「妖艶さ」を全英詞+女性コーラスにより引き立てている。

 

この2つの改善点から、原曲の欠点は補填、特長であった部分は助長され、B'z史上随一のアダルトな楽曲が6年の歳月を経てようやく完成された。評価は文句なしの★×5。