うるさいほどの静けさ

B'zを中心に、音楽について書いていきます。更新不定期。

おでかけしましょ

評価:★★★★☆

稲葉「そこの君。本屋やテレビの情報がすべてと思ってないかい。」

これまで『HOT FASHION -流行過多-』や『Out Of Control』等、社会に対する風刺をテーマとした曲は複数あった。

この曲は情報過多の社会に対する稲葉浩志的オピニオンである。

当時はインターネットが普及していなかった時代だったから週刊誌やテレビぐらいしか情報源がないはずである。その情報を鵜呑みにする人が多かったのも事実。

それは「デマだぜ」と冒頭から言い切ってしまっているあたり分かりやすい曲だ。

歌詞の内容はいたってストレートで、特に深読みする必要もないだろう。

簡単に言ってしまえば百聞は一見にしかずであるということですね。

 

サウンドもいたってシンプル。終始同じフレーズのバスドラが印象深い。

イントロのシンセもメロディラインをなぞっていないのも単調さを回避する1つの

要素となっている。

 

ところでこの曲、暗さMAXのDisc1の前半に位置している。

この曲が無いアルバムの序盤を想像してほしい。

事実、この後には『未成年』『闇の雨』と聴き手を鬱にさせる曲が来る。

曲順としては序盤のバランスをとる重要な位置だろう。

 

ポップさもあってこのアルバム発売当時はこの曲が1番人気だったに違いない。

たがアルバム全体を通してみると、曲単体として評価するよりもアルバムという集合を構成する重要な要素として評価すべき曲であるということに気付く。

そういう意味でThe 7th Bluesにはなくてはならない曲だと考える。★×4。